はじめに
みなさまコミケをはじめとした同人誌即売会はお好きですか?
私は大好きです!!
コスプレはコミケの華なんて言われることもありますが、実際は同人誌を頒布してくれるサークル様こそメイン!コスは添え物!だと私は思っています…。
つまりサークル参加こそ正義!!!
ところが例外的にコスプレイヤーでも本を出していなくてもサークル側として参加できる場合があるんです。
それがコス売り子です…!
今回はそんなコス売り子をやってみたいという方向けの記事になります。
謝礼の相場や実際にあってよかった持ち物についても記述していますので、売り子初挑戦の方はぜひ読んでみてください♪
そもそも売り子とは…?
サークル主から依頼を受けて、同人誌即売会での頒布をお手伝いすることを売り子と言います。
世間一般では売り子と言えば、野球の試合などでビールを売り捌く女子(一部男子)だと思いますが、同人界ではちょっと違った意味になってますね(笑)
売り子とはいうものの客寄せの声がけはせず、あくまで買いに来た方に本をお渡しして代金を受け取ることがメインです。
シャイな方でもやりやすいですよね!
人気の壁サークルなんかだと、会計2人・品出し2人・列整理&最後尾札要員2人みたいな大所帯で運営していることも!この場合も便宜上サークル主以外の人員は売り子と呼ばれます。
そして、コス売り子とはその名の通りコスプレをしながら売り子をすることです。
即売会で普通にコスプレをする場合と少々勝手が違いますので、当日の流れについてはサークルさんと事前にしっかりと確認しておきましょう!
どうすれば売り子になれるの?
基本的にはサークル側から依頼を受けなければできません。
もしくは自分がサークル参加すること…同人誌やコス写真集・グッズなどを発行するのはいきなりはハードル高いですよね。
依頼と言ってもそこまでかしこまった感じではないので、私の場合はTwitterで「今度の〇〇(イベント名)誰か売り子募集してないかな〜」と呟いたら、「じゃあうちでお願いします!」とフォロワーの作家さんからリプが来て決まったことも…!
もしくは作家さん側がTwitterやアーカイブで募集していて、それに応募して決まるパターンもありますよ⭐︎
売り子の報酬とは?
これは正直のところ状況次第です……。
以下は私の経験によるものなので、あくまでも参考程度にお読みくださいね!
確実に貰える:サーチケ
基本的にサークルチケット=通称サーチケは頂けると思います!
これだけでもやる価値はあるかも…。
なぜなら、サークル入場できるからです!!!
特にコミケなんかの大きなイベントだと一般入場の待機列に並び、更衣室列に並び、やっと着替え終わった頃には結構な時間…ということになりがちですよね、、
サーチケがあれば入場時間は一般より早くなりますし、更衣室も比較的空いていてスムーズに着替えできるはずです!
ただし、サーチケはあくまでも売り子をするための付属品…頒布や設営などサークルさんのお手伝いはしっかりこなしましょう。
特にお金を扱う時は慎重に…暗算が難しければ落ち着いて電卓を使いましょう!
貰えるかも:新刊などの頒布物
好みの作品の作者様から直接、なんなら一番乗りで新刊を頂けるのは売り子ならではの特典かも★
作家さんによっては貰っても嬉しいのかな?って心配される場合も…前もってファンです欲しいですってアピールしておくのが吉です(笑)
場合による:交通費などの謝礼
サクチケにプラスして何か頂けるかはケースバイケースです…。
オフでも仲の良い友達のサークルだと、アフターはおごりであとは特になしで…って場合もありますしね。
参考までにコスプレイヤーズアーカイブの『コス☆売り子やります!&募集します!』というトピックを紹介します。
こちらは主に売り子さんが欲しいサークル主様が売り子を募集しています。
報酬等も明文化されていますので、大体の傾向を掴む為に目を通してもいいかと!
大体、売り子報酬+交通費合わせて数千円〜一万円台が相場という感じでしょうか?
あとはサークル側からこのキャラこの衣装でという指定がある場合、衣装を用意してくれたり代金を負担していただける場合もあります。
必要なものはあるの?
以下は私が実際に売り子をやってみて、当日必要だなーと思ったものです。
最近はコロナ対策を含め荷物が多くなっています…当日困らないように事前に用意しておきましょう!
必需品=絶対もっていきましょう!
- 連絡の取れるスマホや携帯+充電用バッテリー
- 最低限のお金(謝礼を頂ける場合も後払いが多いと思いますので、当日の交通費飲食代や更衣室クローク使用料程度は用意しましょう)
- マスク(予備もあると安心です)
- 消毒用品(ウェットティッシュや消毒液など)
- ポシェットやウエストポーチ(貴重品は常時身につけていた方が安心ですよ!)
- 飲み物とのど飴、軽食など
あればいいな
- 名札や名刺(名札はサークル側で用意してくれる場合も)
- 電卓か電卓アプリ
- メクリッコ(あれば断然お札が数えやすいです!)
- 筆記用具やハサミ
- 自己紹介用スケブ(撮影ゾーンに行く場合…時間勝負なので素早く撮影対応しましょう)
- エコバッグ(戦利品や差し入れを入れるため大きめがGood)
- 移動時や肌寒い時に簡単に羽織れる大きめのストール
売り子バッグ公開しちゃいます!
こちらは実際に私が売り子する際に身につけているグッズたちです。
特におすすめなのがお財布兼スマホポーチになるポシェットです!
タイバニのキットソンコラボでデザインもとても気に入っていますが、何よりこちらだけ持ってお買い物とかにも行けてめちゃ便利なんです⭐︎
あればいいな、の方の持ち物や飲食物はまとめてリュックやトートバックに入れてサークルスペース内の足元に置かせて貰うことが多いです。
売り子をしたらどんなメリットがあるの…?
推しサークルの新刊をいち早く入手できる
報酬の項目でも書きましたが、これはもうサークルのお手伝いをする一番の特権と言っても過言じゃないはず!
一般参加だと入場列の順番によっては、会場に入れた時点で人気の本は売り切れてしまっている場合もありますよね…?
元々好きな作家さんならお手伝いできるだけも嬉しいですし、その上新刊を確実にゲットできちゃいますよ♪
交流の輪が広がる
神絵師(字書き)の友達は神絵師(字書き)が多いです!(断言)
スペースにいるだけでサークル主のお友達とお知り合いになれたり、ジャンル内で仲の良い作家さん同士のアフターに誘われることも…?
私は売り子先で知り合った作家さんから別のイベントでの売り子をお願いされたこともあります…嬉しい無限ループですね♪
サークル参加の醍醐味を味わえる
自分で同人活動していないレイヤーにとって、即売会でのサークル参加はやはり敷居が高いもの…
でも売り子でお手伝いすることによって、少しサークル側の雰囲気を味わうことが出来ちゃうんです!
まず頒布している本などが売れるだけで嬉しいですし、その上列ができたり完売した時にはすごく達成感ありますよ⭐︎
これって自分でいきなりやろうとするとしてもかなり難しいのでは…いずれサークル参加して写真集とか出してみたいな、って考えている方は修行として売り子のお手伝いして経験を積むのもアリですよ⭐︎
赤字が少し軽減される(笑)
コスプレって正直めっちゃお金かかりますよね?
衣装やウィッグ・カラコンに当日のイベント入場料+更衣室使用料、さらに本を買ってアフターの飲食費にと出費は重なっていくばかり…
写真集やROMや撮影会などで利益を上げている有名レイヤーさんもいますが、ほとんどの方は出費しかないのでしょうか?
売り子をすれば、サクチケ入場できたり報酬を頂いたり、少しでもお財布へのダメージは軽減できるのは嬉しいですよね!
まあ1回のイベントで数十冊以上薄い本を入手する民(主に私)としては、焼け石に水程度かもしれませんが…笑
逆にデメリットとかもあるの…?
とにかく時間がない
即売会にコスプレで参加されたことのある方にはお馴染みとは思いますが、意外とスケジュール管理が大変なんですよね…。
入場→着替え→撮影→さらに本も買って知り合い探してってなるとあっという間に終了時刻になってしまいます。
売り子をする場合、一般より早く入場&着替えができるとは言え、開始後数時間はスペースで頒布している必要があります。
頒布状況がある程度落ち着いてから、買い物行ったり撮影スペース行ったりすることになるのでさらに忙しいかも…
疲労がパナイ(笑)
とにかくコスプレするだけで疲れるのに、早起きしてサークル入場して(コミケだと待ち合わせが7時とかザラです)、設営して売り子してってなると疲れるのは当たり前ですよね。
アラサー会社員としては次の日の業務中もウトウトしてしまうくらい疲労がドッときます。
売り子はお金を扱うので多少は神経使いますし、初めてお会いする作家さんですと気疲れもすると思いますしね…
人間関係がちょっと大変かも…
作家さんも人間なので良い人も悪い人もいる!以上です!
と一言で言うのは簡単ですが、初対面の方だと人間性までは正直わからないもの…
できれば初めて売り子するなら、元々のお知り合いの方の方が無難かなとは思います!
せめてTwitterのフォロワーさんのフォロワーさんとかね…
全く知り合いがいない方は依頼主の方とTwitterなどで事前に繋がっておいて、あまりにもヤバそうな人なら辞退させて貰うのも手ですよ…(小声)
これだけは押さえておこう!
- 条件の確認
- 緊急連絡先の交換
- 当日のスケジュールの確認(待ち合わせや拘束時間)
- 売り子側で用意するものはないか
余談
ちなみに私は、サークル主様が遅刻して代理で設営までやったことがあります…。
更衣室が一般向けにも早めに解放されているイベントだったので、着替え中に「開場時間に間に合わないかも…」という連絡を頂いた時は肝が冷えましたね。
その後、本部にて転送頂いた受付用メールでサークル入場→頒布物を搬入済みダンボールの山から探す→設営物資もその中から取り出しなんとか開場前に設営できました…ゼエハァ…
でもサークル主不在のまま開場を迎える恐怖は忘れられないです(笑)
流石に釣り銭は持っておらず、なんとかちょうどでのお会計をお願いしてやり過ごしました。
皆さん遅刻には気をつけましょう!!!